いまさら人に聞けないtoeicとは

今日の日本では、語学力というとまず他の言語を差し置いて英語が重用されます。すでに人口別言語の順位においては中国語とスペイン語に抜かれて第三位の言語ですが、多くの国々で第一外国語として学ばれていますので、利便性としては英語による外国語コミュニケーションの機会が増えてきます。ところで日本では、中学高校と6年も、そしてさらに大学に進学した人は4年を追加して10年も英語を勉強しているのに、苦手意識を持つ人がたくさんいます。教育の機会はふんだんにあるのにこの結果では、非常に無意味な投資をしているということにならざるを得ません。そうした中でもし英語力をつけたいと願うのならば、有力な手段としてtoeicの受験をし、高得点を狙って勉強を続けるという方法があります。

それではtoeicとはどのような試験なのでしょうか。

この試験は、test of English for international communicationの略で、世界で150ヵ国もの国々で実施されています。入門者も上級者も全く同じ内容の試験を受け、試験結果は合格不合格ではなく、得点数が通知されます。つまり実用英語検定、通称英検のように、学力に応じた試験問題を等級に分けて出すのではありません。合格不合格がないと達成感がないと感じる人もいるかもしれませんが、今日の社会では英検よりこちらの試験の方が重要視されている傾向にあります。その理由は、まぐれや運不運が通用しにくい、非常に客観性の高い試験問題が出されているからです。その結果この試験で高得点を獲得すれば、大学では入学試験における英語のテストの免除や単位の認定、企業では昇級や昇進あるいは海外赴任者選抜の参考資料とされるようになっています。

toeicでより客観的な英語力評価ができる理由とは。

この試験では聴解力と読解力、語彙力や文法の知識をバランスよく習得していないと、高得点を得ることができません。それぞれの要素において高いレベルの習得をしていれば、英語に関する知識は実践的であると言えます。英検の試験方式を考えてみると、1次試験では筆記試験とリスニング試験が行われます。また2次試験では面接による試験が行われます。ただしリスニングと面接試験で問われる英語能力は、筆記試験におけるレベルを一段も二段も低くしたものです。これは日本の英語教育の問題を正確に反映していて、読解中心の英語教育に終始した結果、聴解や会話能力の発達に制約がかかってしまうからです。その結果、日本では読解はある程度までできても会話ができない、さらに書くことはもっと苦手であるという人を増やしてしまいました。総合的な英語力は、まさにtest of English for international communicationという実践的な尺度で測らないと正確な実力はつかめないものなのです。